子どもがスマホを持つとき、「ちゃんと使えるかな?」と親としては心配になりますよね。私も同じ気持ちでした。だからこそ、最初から 安全に使える環境を整えること が大切だと感じています。
今回は、私が実践している設定方法や実際に聞いたトラブル事例を交えながら、 安心してスマホやオンラインを利用できる環境づくり についてお伝えします。
1. オンラインの基本ルールを話し合う
まず大事なのは、スマホやインターネットを どのように使うのか、親子でしっかり話し合うこと です。
✅ 知らない人に個人情報(名前・住所・学校名など)を教えない
✅ 困ったことがあればすぐに親に相談する
✅ 知らない人とのやりとりは慎重にする
このルールを決めておくだけで、 子ども自身も「してはいけないこと」を意識するようになります。
💡【実際のトラブル事例】
スマホを持ち始めたお子さんが、オンラインゲームで知らない人からメッセージを受け取り、つい会話を続けてしまったケースがありました。後で親御さんが確認すると、相手は年齢や住んでいる地域を探っていたそうです。
こうしたトラブルを防ぐためにも、 知らない人からのメッセージには応じず、すぐに親に相談する よう伝えておくことが大切です。
2. ゲームやSNSの使用時間のルールを決める
子どもにとってゲームやSNSは楽しく、時間を忘れてしまいがち。だからこそ、スクリーンタイムを活用して、最初からルールを決める ことが重要です。
特に大切なのは、「あとから制限する」のではなく、「最初から制限ありでスタートする」こと。
途中から制限をかけると、子どもは「前はできたのに!」と怒りがち ですが、最初から「夜9時以降は使えない」と決めておけば、納得しやすくなります。
🏠 わが家のルール
✅ SNSは夜9時以降は使えないように設定
✅ 平日と週末でゲーム時間を変える
✅ 夜9時以降はスマホ・ゲーム機すべてオフ
📱 スクリーンタイムの設定方法(iPhoneの場合)
- 「設定」 > 「スクリーンタイム」 > 「App使用時間の制限」 でSNSやゲームの制限時間を設定
- 「休止時間」 を使って、夜9時以降は自動ロック
💡【実際のトラブル事例】
オンラインゲームは熱中しやすく、つい言葉遣いが乱れたり、対戦相手との口論がSNSに持ち越されることがあります。実際、ゲームのやり取りがSNSに広まり、いじめにつながったケース も。
このような事態を防ぐため、子どもには「ゲームでもSNSでも、相手への言葉遣いは大事だよ」と伝えています。

3. 「ファミリー共有」でアプリのインストール管理
子どもが勝手にアプリをインストールしないように、「ファミリー共有」で親の承認制に しています。
📌 設定方法
- 「設定」 > 自分の名前 > 「ファミリー共有」 で子どものApple IDを追加
- 「購入のリクエスト」 をONにする(親の承認が必要な状態に)
この設定にしておけば、有害なアプリのインストールを防げる ので安心です。
4. Webコンテンツのフィルタリング設定
スマホは便利ですが、不適切なサイトへのアクセスを防ぐ必要もあります。
📌 設定方法
- 「設定」 > 「スクリーンタイム」 > 「コンテンツとプライバシーの制限」
- 「Webコンテンツ」から「成人向けWebサイトを制限」 を選択
5. 位置情報の管理
位置情報は便利ですが、むやみに共有するとトラブルの原因に なることも。
💡【実際のトラブル事例】
位置情報を共有していたことで、同級生から「近くにいるから会おう」と誘われ、断れずに困った というケースがありました。
📌 設定方法
- 「設定」 > 「プライバシーとセキュリティ」 > 「位置情報サービス」
- 「Appの使用中のみ許可」に設定
SNSでの位置情報共有は基本的にオフにしておくのがおすすめです。
6. オンラインでの危険信号を教える
子どもが 「知らない人からメッセージが来たらすぐに親に相談する」 ことを習慣にするだけで、危険を回避しやすくなります。
「親が全部見張る」のではなく、 子ども自身が「これはおかしい」と気づけるようにすること が大切です。
7. 親子でSNSをフォローし合う
わが家では、子どもとSNSをフォローし合う ことで、自然と子どもも気をつけるようになりました。
✅ 「変なことを投稿していないかな?」と親もさりげなくチェックできる
✅ 何か困ったことがあったらすぐに相談できる環境になる

まとめ:スマホデビューの準備を万全に
スマホを持たせるときに、最初にしっかりルールを決めておけば、「あとで取り上げる」よりもずっとスムーズに運用できます。
最後に、子どもにはいつも 「何か困ったことがあったらすぐに教えてね」 と伝えています。
スマホは危険もあるけれど、適切なルールと設定があれば、安心して使わせることができます。
