勉強嫌い!発達に遅れのある男子の実録!幼稚園時代を紹介。
私は勉強も遊びもほどほどにやらせる、やや教育熱心なママです。
0歳の頃から習い事に通っていましたが、そこでの様子や他の子との違いから、幼稚園に入園する前に発達障害かもしれないと思い児童精神発達のクリニックを受診し、年少の夏には、ASDとADHDの診断を受けました。
先生はその時、私の気持ちを考慮したのか、知的障害については何も言いませんでしたが、振り返ってIQを見てみると、実はボーダーでした。
少しでも工夫を取り入れて、困らないようにと頑張ってみましたが、年長にはお勉強を拒否することも。
あの手この手で親子で努力した結果、年長の頃にはIQもほぼ平均に。得意な部分と不得意な部分の差が激しいのが発達障害の特徴ですが、なんとかフォローできてきました。
発達障害児だけではなく、勉強に抵抗感がある子供にも共通する事ですが、理解の仕方が独特だったり、ゆっくりだったりします。
何度も壁にぶち当たりながら気づいたことは、
教材や学習系の習い事 履歴
- 英語(0歳〜)
- 幼児教室(年少〜小1)
- 療育(年少〜年長)
- チャレンジ(年中〜1年生)
- スマイルゼミ(年長〜4年生)
- 公文(4年生2ヶ月で終了)
- 歐洲塾(4年生〜)
あくまで理想。現実はめちゃくちゃ怒ってます。
この記事では幼稚園時代を1年ごとに振り返っていきます。
年少(3歳3ヶ月〜)
こどもの様子
・発語が遅かったので言葉数がすくなかった
・数の概念が定着していなかった(病院でもらった参考資料では5までの概念が理解できるのは平均4歳4ヶ月)
*数の概念とは数えられる事ではなく、3個あるうちの2個を頂戴など物と数を結びつけて考えられる事。
チャイルドアイズ(幼児教室)
診断を受けてから療育の空きがなくすぐに始められないこともあり、療育の代わりにマンツーマンの幼児教室(チャイルドアイズ)に通っていました。独自の幼児教材を使って遊びながら知識を取り入れくれます。最後には一つ工作がありました。
とてもいい先生がついてくれ、カリキュラムもよかったので療育が始まってからも継続しました。
先生のあたりはずれはどこでもあることだと思いますが、こどもと先生の相性がピッタリあった時はものすごくいい方向に向かってくれました。
個別療育
年少の冬頃からは個別療育を隔週に1回受けることができるように。
療育は言語聴覚士の先生がしてくれます。内容は絵のカードを見てなにに使うものかを言う遊びや、パズル、工作を行っていました。
言い方に語弊があるかとは思いますが、内容は幼児教室の内容に似ていたので、無料で良質の教育が受けられているなと思っていました。(そう思うほうが気持ちが楽だったのもあります)
年少の家庭学習
- 毎日寝る前の読み聞かせ
- 絵本に出てくるものを一緒に数えたり質問する
- 英語の色や数などのYouTubeを一緒に見て歌う
年少を振返って
やって良かった事
- 絵本の読み聞かせで数を数える
- 言葉・数・場面理解の教育にとても効果があった
- 英語の歌
- 知っている英単語の数がとても増えた
やっておけばよかった Benesseの「チャレンジ」
毎月おもちゃが送られてくるのは必要がないかと思い、特に取り入れていれていませんでした。
いまでも思う大失敗です!
コスパ的にもしまじろうは最強です!
- 「しまじろう」は子供に大人気
- 教材はテキストとDVDのセット、DVDは視覚で伝える事ができるため、視覚優位なこどもに理解しやすい
- 毎月、季節の学習や平均的なレベルの内容が送られてくるため、我が子の成長の目安になる
- DVDは第一子でもらっておけば下の兄弟が入会しなくても見ることができる
絵本の読み聞かせが読解力の基礎に!
絵本の読み聞かせは、素晴らしい学習効果と情緒面の成長を助けてくれます。
読んですぐの効果よりも、もっと先の小学生になってからの読解力につながります。読解力は一長一短には身につきません。1番簡単な方法は読書ですが、なかなか本好きにはなってくれないもの。
そこで読み聞かせが大活躍です。
ただ読むだけではもったいない!
読み終わった後に最初は簡単な問いかけをしてみて下さい。
できれば具体的に「○○はママに会えてよかったね」だんだん感想を言えるようになってきたら、「もし自分が○○だったらどうした?」「ママは○○が可哀想だと思ったよ、あなたはどう思った?」
上手に答えられなくても大丈夫。毎日の積み重ねが大切です。
道のりは長いですが、登場人物の気持ちの理解。自分ならと想像力が育ってくるはずです。
物語を読んで想像する!正しく気持ちを読み取る!ここが読解力に繋がります。
*勉強の苦手な子供は想像力が弱い子供が多いので辛抱強く続けることをおすすめします。
小学生になっても継続!
我が家の子供たちも国語の宿題の音読は嫌がっても、ベッドで読む絵本は「俺が読む!」と言ってくれます。
そして兄妹で話の内容はどうだったか、感想を言い合うようにしています。
また、飽きてしまわないように絵本は図書館で借りのがおすすめ。
これなら無料で様々なジャンルの本を読み聞かせることが可能になります。
親と子供達も図書カードを作れば一度にたくさん借りれます。
年中(4歳3ヶ月~)
こどもの様子
・言葉は多くなってきて、できる事も増えてきた。
・同じ学年の子供に比べて発達はゆっくり。
・しりとりや、「か」で始まる物の名前は?といった問題が最初は難しかった。
英語教育のつまづき
この頃になると、英語のレッスンが難しくなってテキストを使う事が増えたために、英語教室を拒否しはじめました。
なるべく本人の理解スピードに合わせられるように集団クラスからプライベートレッスンへ変更。今思えばとても贅沢・・・。
幼児教室ではマンツーマンなので自分のペースで出来ますが、40分間もたない事も時々あり先生が工夫して、対応してくれていました。
年中の家庭学習
- 寝る前の読み聞かせ(継続)
- しりとり、「か」で始まる名前のものは?など、時々親子で取り組む
- Benesseのチャレンジを年中12月号からスタート
- 家の中で時々英語を会話に取り入れる
年中を振返って
やってよかった事
- Benesseのチャレンジ
- DVDを喜んでみてくれ、そこからの学びも大きかった
- ワークブックはボリュームが少なく、1日1枚やるかやらないかのペースでできた
その子にあった教材を使う
勉強が嫌い!苦手な年中時代はチャレンジがオススメ!1日15分でも時間をかけてあげられるなら、チャレンジのワークを一緒に取り組んでみて下さい。
タブレットよりも紙教材の方が、丁寧に振返りながら進めることができます。ママが忙しい場合は採点も自動でしてれる「スマイルゼミ」がオススメ。スマイルゼミは年中コースからあります。
その場合でも、下に兄弟がいる場合はしまじろうのDVDは本当に役に立つので両方受講か、もしくはメルカリでも出品されている事があるのでチェックしてみて下さい。
チャレンジもスマイルゼミもその年齢にあった内容が出題されます。4月〜3月生まれまでをカバーできるように、難易度は決して高いものではないです。
もっと高いレベルを目指したい場合、こどもが勉強を好きな場合は、無学年式学習の公文がオススメです。同じ兄妹でも我が家の末っ子(5歳3ヶ月)は初めて2ヶ月の公文で、たし算をしています。年長(5歳3ヶ月~)
こどもの様子
・ひらがなはチャレンジで勉強した結果、読めるようになってきた
・ワークを毎日1枚するために。ワークプラスを申し込み
・毎日のワークを習慣づけていたが、時々嫌がるように
・英語の単語は増えたが、会話のやりとりが難しい(文章にできない)
年長の冬ごろ、チャレンジの内容が入学準備になってきてお勉強要素がかなり強くなってきました。
そして「やりたくない!」と、できない日が増えてきました。
英語もプライベートレッスンさえも行きたくないと拒否したので教室を変更しましたが、結局、年長の秋にはそこもやめて英語の習い事は終了しました。(スマイルゼミでフォロー)
紙の教材からタブレット学習へシフト
年長の12月にもなると、チャレンジでも入学を見据えて勉強が一段と本格的に。
カタカナも勉強するようになり、毎日のチャレンジワークにだんだんと抵抗し始めました。
ママ友に悩みを相談し、「いいのがあるよ!」とその時に見せてもらったのがスマイルゼミです。
実際に触ってみると、問題やお話も読み上げてくれるし、ご褒美のアイテムもわかりやすい。環境を変えることも必要だし、下の兄弟2人も手がかかるので、1人で取組んでくれると助かるなと思い、早速紹介してもらいました。
この時にチャレンジは継続、理由は
- スマイルゼミがダメだった時のため
- DVDは見せたかった
- できれば両方、紙に書く勉強もさせたかった
結果的にはスマイルゼミは楽しく取り組んでくれました。
チャレンジは、ワークをやる余裕はありませんでしたが、入学準備のDVDを真剣に見ていました。それだけでも継続の価値はあったかなと思います。
年長の家庭学習
- 絵本読み聞かせ(継続)
- 英語の宿題で、英語で質問・回答を練習
- チャレンジ ワークプラスで1冊追加
- 年長の1月からスマイルゼミをスタート
- スマイルゼミのプレミアム英語をオプションでつけてやめた英会話の代用に
年長を振返って
やってよかったスマイルゼミ
- 回答→すぐ採点でテンポ良く進めていける
- すぐに正解がわかるので間違ったポイントをすぐに修正
- 毎日、今日のミッションが3つ出てきて何をしたらいいか分かりやすい
- 問題を読み上げてくれるので1人でも取り組む事ができる
- なるべく一緒に取り組んで説明してあげることも大事
- 書く事に抵抗があるため、タッチで答えを選択できるタブレットがあっていた
- 字を書くことは重要だが、そこがネックになるなら国語と算数はわけて考えたほうがいい
- 字は正確に書かないと正解にならないので、タブレットでも十分練習になる
- どんどん画面が変わっていく仕組みは子供に飽きさせない要素となった
- 費用はチャレンジと大差はない
スマイルゼミ | チャレンジ 教材 | チャレンジ タブレット | |
幼児コース(年払い) | 3,278円 | 2,480円 | 2,980円 |
小学生低学年/月々(年払い) | 3,278円 | 3,180円 | 3,180円 |
幼稚園時代を振返って
すぐに気が散って集中できない、かといって好きなことには恐ろしいほど集中するADHDの特性もあり、学習がスムーズ進んだとは言えない幼稚園時代でしたが、最大限の努力をしたと思います。
例えば今、公文はどうだったか?と言われると、理解のスピードにムラがあり、気持ちが乗らない子には向かないと思い。選択はしませんでしたが、やってないのでわかりません。
やらないとわからないし、大切なのはその子に何があっているのかなので、色々やってみる事はとても大事です。
一言に発達障害といっても、そのタイプは他の子供と同じく様々なので。
もし何か参考になる部分があれば取り入れて頂けたらと思います。特に読み聞かせは毎日5分でも時間を作ればできます!ぜひ実践してみてほしいです。